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株式会社 協栄製作所
今年5月から稼働する
西事業所
2004年に開設した
ベトナム工場
事業概要
主にオートバイや自動車の足回り部品等を手掛けています。中でもオートバイのサスペンションアームは、開発から設計、プレス、溶接、切削、仕上げまで一貫体制で生産し、当社の主力製品となっています。
今、オートバイや自動車のサスペンションの開発に求められているのは、操縦安定性能と燃費を向上するための軽量化です。高強度鋼板やアルミニウムを使って鋼性・強度とのバランスを図りつつ軽量化を図り、しかも低価格で供給する当社の製品は高い評価をいただいています。特にアルミを用いた溶接では、構造解析と独自の機能評価技術を有する数少ない企業であると自負しています。
近年は、長年培った技術力を元に、鉄道用軌道機材や電動アシスト付き四輪自転車「けんきゃくん」など、自社製品の開発にも取り組んでいます。特に、「けんきゃくん」は“安全で易しい自転車”として、障がいのある人やシニア層からたくさんの問い合わせをいただいています。
オートバイの後輪と
フレームをつなぐ
当社の主要製品
オリジナル製品。
電動付き四輪自転車
「けんきゃくん」
先輩社員のある日の1日に密着!
静岡大学工学部を卒業後、「自動車やオートバイづくりの最先端で技術を磨きたい」と、2015年に入社した石井卓志さん(27)。金型技術グループに所属し、主にオートバイや自動車部品のプレス用金型を設計しています。金型設計は経験知がモノをいう世界。「苦労は多いですが、設計した金型で完成品ができた時のやりがいは大きいですね」。今後はハイドロフォームなど、新しい技術にもチャレンジしてみたいと意気込む若手技術者のある1日に密着しました。
8:00の朝礼後、オートバイのリアアーム部品の金型を設計。完成品のシミュレーションは難しい!設計・試作を繰り返しながら経験を積んでいます。
描き起こした図面は随時、上司や製作に関わる先輩方にチェックしてもらいます。さまざまなアドバイスを元にブラッシュアップしていきます。
同年代の社員とリラックスタイム。社食は定食2種、丼、麺類からチョイス(すべて日替わり)。今日は「うずら串フライ・ロース串カツ定食」でガッツリ食べるぞ!
製作された金型が設計図どおりにできているか確認します。また、トライ前に設計ミス等の有無とトライ(テスト)が可能かどうかを検証します。
製作された金型を工場のプレス機にセットし、素材(鋼板)が金型で加工される部品が図面通りに成形されるかテストします。製品図面が実物になるうれしい瞬間です!
終業10分前になったら、全社員で清掃を行います。明朝も気持ちよく仕事をするための大切な作業です。
フォトギャラリー
先輩社員の一言
「信頼できる社会人のアドバイスを大切に」
鉄道事業部 古橋侑弥(22)
2016年入社
私が所属している鉄道事業部では、鉄道用機材の運搬機といった鉄道保全用製品の開発から生産までを行っています。ゆくゆくは全国の鉄道関連会社へ販路を広げる計画です。私は主に「作業手順書」の改訂を担当しています。書いたことが正しいか、分かりやすいか、現場で製造・検証を繰り返しながら、使う人に喜んでもらえるものを作ろうと頑張っています。もちろんプレッシャーはありますが、その分、重要な仕事を任されている使命感は大きいですし、従来の手順書から疑問点を見つけた時はやりがいも感じます。
子どもの頃から野球をしていて、土日になると、父がよく試合を見に来てくれました。そんな温かい家庭を築くことが夢でしたので、仕事も家庭も充実できると思えた当社に入社しました。就活中は社会に慣れていないせいか企業選びは苦労しました。そんな時、メーカーの営業をしている父や一歳年上で就職活動を経験していた兄の話がとても参考になったので、皆さんも信頼できる社会人のアドバイスを大切にしてください。
社長に聞く!
「第二次創業期を迎え、未来を担う若い力が必要です」
自動車やオートバイの大手企業は、新しい視点で新規分野に参入したり、ユニークな商品を提案したり、常に時代をリードしています。そうした中でユーザーに選ばれるのは、開発の提案ができる企業。長年、自動車やオートバイ部品を開発してきた当社も、そこに切り込んでいく必要があると考えています。インフラや情報流通が進んだ今は、東京も静岡も関係ありません。当社はものづくりの集積地・静岡県を拠点として、未来を切り拓いていきたいと考えています。
創業者は、「図面どおりにものづくりをするようでは儲からないし、儲からなければ給料を出せない。自ら図面を起こして開発の提案をし、それを評価するところまでやろう」と、開発から設計生産までを手掛ける現在の基盤を作りました。そして、私の代で製品の評価力や品質を高め、鉄道保全用製品や四輪自転車といった自社製品へ業務を拡大しています。創業者が開発に力を注ぎ会社を成長させたように、当社は今、さらなる成長を目指して第二次創業期を迎えています。「変える、走る、挑戦」を合言葉に、新規業務の自社製品の拡販をはじめ、社内教育の推進、働きやすい職場づくりなどに取り組んでいます。
会社が変わろうとしている今、未来を担う若い力が必要です。明るく元気があって、「何でもやってやる!」というチャレンジ精神のある人なら大歓迎。開発をはじめ、技術、製造、運搬、営業など、さまざまな職種があり、自分の可能性にチャレンジできる環境です。一緒に成長していきましょう。
代表取締役
石川泰博
なんでもアピール!
歴史を今に伝えるモニュメント
昭和34年(1959)創業当時に使用していた、足踏み式エキセンプレス。回転運動をスライド上下運動に変えたプレス機です。安全装置がなく、作業には危険が伴いました。当社の歴史を今に伝えるモニュメントとして大切に保管しています。
鉄道のテストコースを保有
鉄道保全用製品の開発評価や品質確認のために、自社のグラウンド内にテストコースを開設。全長150m。登り坂やカーブも設けた本格的なコースです。(写真は軽量アルミ製レールスクーター)
1日189円!お財布に優し過ぎる社食!!
正午を過ぎると社員で埋め尽くされる社員食堂。メニューは日替わりで4種類(定食2種類、丼、麺類)。定食はおかずが豊富、丼も麺類もボリュームたっぷりで全品189円!1か月で5,000円未満の昼食代はお財布にやさし過ぎる!
大型ショッピングセンターが充実!
イオンモール市野店・志都呂店をはじめ、プレ葉ウォーク浜北など、大型ショッピングセンターが充実。JR浜松駅周辺にはメイワン、遠鉄百貨店、ザザシティ浜松などのデパートや地元の商店街があり、市内で買い物を十分楽しめます。
出世、健康…、パワーにあふれる街
浜松には、徳川家康が出世したという歴史や数多くの企業が浜松で生まれ大きくなったという事実があります。また、名産・特産品のうなぎや餃子は活力につながり、海・山・湖・砂丘・温泉など、人の心を癒す自然も豊富。そんな、さまざまなパワーにあふれる街です。
街が一つになって子育てを応援
子育て支援センターだけでなく、子育てタクシーや学童保育所、子育てファミリー特典など、街ぐるみで子育てを応援しています。特に、「浜松こども館」は子どもが子どもらしく、安心して思い切り遊べる施設として人気を集めています。(画像提供:浜松こども館)